車を買い替える平均の時期
愛車を買い替えるタイミング迷うことはありませんか?車を持っている方なら一度は悩むことだと思います。新車を乗り継ぎたい…愛車にできるだけ長く乗りたい…高く今の車を売りたい…人によって買い替える時期と理由は様々です。ところで日本人はどのくらいの年月で車を買い替えているのでしょうか?
日本自動車工業会の2017年度乗用車市場動向調査によると、前保有車の保有期間(使用期間)は平均で7.0年です。うち、前保有車が新車であった場合の平均保有期間は7.7年、中古車であった場合の平均保有期間は5.7年です。
7年を超えると、大きな部品の修理が必要になったり、リセールバリューが低くなったりするためこの時期での買い替えが多いです。では実際どのタイミングがおすすめになのか詳しく紹介していきます!
車を買い替えるタイミングおすすめ5選!
車を買い替えるおススメのタイミングは、車検前、決算期前、モデルチェンジ前、ライフステージが変わるとき、走行距離が10万キロを超えた時の5つです!時期によってメリットやリスクが異なるので、それぞれのタイミングが買い替えに向いている理由を解説します。
車検前
車検前に車を買い換えることで、車検時に行わなければならない多くの手続きや手間を軽減することができます。
少しでも車検費用を抑えるためには、複数車検業者から見積を取る、どの車検業者に依頼するか決まったら予約をする、予約日に入庫をするなど、車検を受けるまでにはいくつかのステップを経なければいけません。
初回の車検は、購入から3年後、それ以降は2年おきです。
車を買い替えるおすすめのタイミングは3年目、5年目、7年目、13年目です!
3年目
購入から3年というタイミングは初めての車検のタイミングです。比較的新しいため、買い替えずに車検に出しても大きな費用は掛かりません。しかし、この時期に買い替えるとリセールバリューが高く、残価率は新車購入から50~55%程度になると言われています。車のメンテナンスをこまめに行うこと、走行距離を抑えることで高い査定額が期待できます。気を付けないといけないことは、新車購入から3年はフルモデルチェンジ(外装や内装などだけでなく、エンジンや構造なども変更される大掛かりなモデルチェンジ)やマイナーチェンジ(外装や内装、機能、装備、そして価格など、クルマの一部を変更すること)が行われる可能性があるということです。その場合は3年しかたっていなくてもリセールバリューが大幅に下がるので注意しなければなりません。こまめにインターネットをチェックしてみてください♪
5年目
購入から5年というタイミングはローンを完済している人も多く売却しやすいというメリットがあります。多くの消耗品の交換が必要となり、特別保証が切れます。(追加費用を払うことで期間の延長は可能です)特に、エンジンの故障は数十万円の修理費用を要します。もちろんリセースバリューは3年目よりは大きく下がってしまいますが、5年というタイミングは整備やメンテナンスに費用をかけたくない方におすすめです。
7年目
購入から7年というタイミングは劣化によって高くなる車検費用を節約できます。消耗品の交換だけでなく、タイヤや消耗品ではない大きな部品の交換が必要となってきます。ボディーに傷がついていると修理費はさらにかさみます。車検に出しても高額な費用が必要になることがある為買い換えてしまった方がいいかもしれません。また、7年目に入ると徐々に故障によるリスクも高まり、思わぬところで修理費用を支払うことも増えてくるでしょう。しかし、リセールバリューは新車の10%以下になることが多いということを気に留めておく必要があります。
13年目
購入から13年というタイミングは環境への負荷を考慮して課せられる自動車税が上がるタイミングです。ディーゼル車は11年、ガソリン車は13年で15%上がってしまいます。長い期間寄り添ってくれた愛車を手放すいいタイミングです♪しかし、走行距離もかなり長くなるため各部品の故障も増え、売却先が見つからないという問題に直面することもあります。査定額が0になってしまう場合もある為、売却額を新車購入の資金に充てたいという方には向いていません…
決算期前
次におすすめの車を買い替えるタイミングでおすすめなのは決算期前です!通常よりも値引率が良くなったり、オプションがお得になったりするので、買い替え検討におすすめのシーズンです。
自動車業界では毎年3月と9月が決算期となっていることが多いためセールイベントを行います。この時期は安く車を変える時期なのでぜひ買い替えを検討してみてください
3月
1~3月は4月の通勤、通学に向けて車の需要が高まります。そのため沢山の車が並ぶことが予想されます。注意しないといけないことは繫忙期のため登録、納車に時間が掛かるということです。また、人気車種や人気カラーは早めに売り切れてしまうので1~2月までにはお店を決めておくことが重要になります。
9月
9月は中間決算の月です。販売店側は在庫を減らすために多少利益を減らしてでも安く中古車を販売し、1台でも多く売りたいと考えます。そのため、9月のタイミングで値引きがおこなわれます。3月よりは混雑していないことが多いため比較的焦らずに車選びを行うことができます!
モデルチェンジ前
モデルチェンジ前も車の買い替えにおすすめの時期です!先ほども少し触れましたが、車はモデルチェンジするタイミングで旧型の価値が大きく下がります。また、乗り換えのために車を手放す人が増えると、中古車市場の在庫が豊富になるため、査定額に影響します。新車を買う場合、旧型の車を手放す人が多く、中古車販売店などの在庫過多となってしまい車の価値が下落してしまう可能性が高くなるのです。そのためモデルチェンジする前に車を売ることでそれを避けることができます。しかし、人気車種であれば、新型よりも価値が高い場合もあります。一度下がった査定額が再度一気に上がります。リセールバリューが高いとわかっているならば、1年待ってみるのもアリです♪
ライフステージが変わるとき
結婚や出産などのタイミングで車の買い替えを検討する人は多いでしょう。結婚を機に趣味で乗っていたスポーツカーを売却したり、子どもが生まれる前に乗車人数の多いファミリーカーに乗り換えたりと、家族が増えるタイミングで買い替える方もいるでしょう。子供も運転ができるようになったら安全機能がしっかりしている車に、また、市街地に引っ越す場合に軽自動車を選ぶこともあると思います。引越しや職場環境などの変化によって通勤距離が長くなると、燃費の良い車に買い替えた方がメリットが高くなります。その場合、同じ距離を運転するにしてもハイブリットカーのように燃費の良い車なら維持費を抑えることが可能になります。
ライフスタイルの変化に合わて乗り換えることで、燃費や維持費の負担を抑えられます。
走行距離
軽自動車で8万km、普通自動車は10万kmが安全な走行距離の目安とされるので、それまでに乗り換える方法もあります!この距離を超えると部品が古くなり、リセールバリューが大きく下がります。また、走行距離が10万kmを超えると、エンジンに影響を与えるゴム製の「タイミングベルト」などのメンテナンスが必要になります。この交換は高額な費用が掛かります。長く乗っており、修理費やメンテナンス費に高額な費用をかけるならば、買い替えるという選択肢の方が適しているといえるでしょう。
最近は性能が上がっており、10万kmを超えてもまだまだ丈夫な車もたくさん出てきています。その場合は10万kmを目安にする必要はありません。車検やメンテナンスの際にどれくらい車の状態がいいかを確認してみてください!
車を買い替えるメリットとデメリット
最後に、車を買い替えるメリットとデメリットについてご紹介します!
メリット
新しいモデルの車に乗れる
新しい車は安全装備に優れたものが多いので買い替えることである程度の安全が確保されます。また、環境性能が高く燃費の良いエコカーもどんどん開発されてきています。エコカーに乗り換えることで年間維持費の一つである燃料費を抑えることができます。
高いリセースバリュー
本来、年数がたつにつれリセースバリューは下がっていくものですが、上記の通りできるだけ早いうちに車を手放すことで、高い価値が生まれます。人気車種であれば、年数が多少たっていても高いリセースバリューが見込めます。
部品交換の必要がない
同じ車にずっと乗り続ける場合には、整備やメンテナンス、交換が必要となり、消耗が激しいパーツについてはいずれは交換が必要となります。そのため、部品交換やメンテナンスを必要とするタイミングより前に売却すれば、その手間や費用をカットすることが可能です。部品交換やメンテナンスに充てる予定だった費用を購入する車の資金にすることで購入の選択の幅が広がります。
デメリット
購入費用
ローンが残っている場合はローン会社名義になっている場合がほとんどで、その場合にはそのまま売却することは不可能です。売却するにはローンを完済しなければなりません。ローン会社などに相談して手続きを行うので時間もかかってしまいます。様々な書類上の手続きも必要になります。また、新車購入の際にローンを組むと頭金が発生することも注意しなければなりません。
まとめ
以上、車を買い替えるメリット、デメリットとそのおススメのタイミングについてご紹介しました!車を買い替えるときには購入費用とメンテナンス等の費用を比較してから検討することをお勧めします!
様々なタイミングや要素がありますが、自分が一番得をしたと思うタイミングで車を買い替えましょう!